GEKKAN-WIEN ウィーン日誌

   平成元年創刊 現地オリジナル取材と編集でウィーンを伝える           現地情報紙「月刊ウィーン GEKKAN-WIEN 」の編集長が綴る

オランウータン

 ボルネオのオランウータンを助けるためにシェーンブルン動物園のオランウータンが協力している。
 同動物園で人気者のメスのオランウータン ノーニャ Nonja のスナップ写真ベスト20点が月曜日午前中までネットオークションにかけられ、収益金はボルネオのオランウータン救済活動にあてられる。ノーニャは Facebookアカウントを持つ世界初のサル。写真の裏面にはサイン代わりにノーニャの親指の指紋が押される。

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写真提供:シェーンブルン動物園

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砕氷船が初出動

 ドナウ川が一部凍結したため、ウィーン港にこの冬初めて、砕氷船アイスフォーゲル Eisvogel 号が出動して航路を確保した。アイスフォーゲル号は総トン数36t、全長32m、全幅6.5m、出力520馬力、乗組員5名で、建造1955年以来、働き続けている。気温がマイナス6℃になると24時間以内で凍結するそうだ。15cmまで砕氷しないと船が運行できないという。ウィーン港は5つある。ウィーンから黒海へ2000km、北海へ1500km。

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Foto:Christian Fürther/PID

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資料:Wiener Hafen

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軍事史博物館

 世界で一番古い軍事史博物館 Heeresgeschichtliches Museum を取材した。オーストリア国防軍の方の紹介で、館長に案内していただいた。近いうちに特集を組む予定である。

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シシーの髪飾り

 皇妃エリーザベト(愛称「シシー」)の髪飾りがウィーン王宮のシシー博物館に展示されることになった。
 この髪飾りはシシーの肖像画にも描かれている27個の「ダイアモンドの星」のひとつで、1998年にシェーンブルン宮殿にて「シシー没後百年」展の開催中に盗まれた。数年後にカナダで見つかり、2008年にオーストリアに戻ってきて、このたびシシー博物館に収められる。

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(c)SKB

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弦楽オーケストラ

 日本室内管弦楽団第4回公演が2月5日19時半から第3区市役所フェストザールで開催される(入場無料)。指揮:瀬山智博、共演:吉井健太郎(ウィーン交響楽団首席チェロ奏者)、ヨハネス・フリーダー(ウィーン交響楽団首席ヴィオラ奏者)、榎本麻衣子(ウィーン交響楽団第2ヴァイオリン奏者)
 プログラム:レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリアより第3組曲」、芥川也寸志「弦楽のための第3楽章(トリプティーク)」、チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」

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グルベローヴァ

 シュターツオーパー「清教徒」主演のエディタ・グルベローヴァが大喝采を受けた。
 「清教徒」の最後の場面は、アルトゥーロがリッカルドに殺されて終わる悲劇ヴァージョンと、伝令によりアルトゥーロの罪が消えてハッピーエンドとなるヴァージョンがあり、ウィーンでのこの演出は悲劇ヴァージョンだった。ところが今日は何とハッピーエンドで終わったのである。当然ながらプログラム冊子の「あらすじ」はオリジナルテキストであるドイツ語によれば悲劇ヴァージョンであり、英語などの翻訳ももちろん同様である。だが日本語訳だけは実際には和訳でなく、ハッピーエンドで終わると書いてある。こんないい加減なことが昔はまかり通っていたのだ。それで日本語の「あらすじ」を読んだ人は最後の場面が書いてあることと違うではないかと思うのが当然である。これはおかしいと思わない人の方がおかしい。だが今日ばかりはこの日本語の「あらすじ」通りになったわけだ。
 グルベローヴァ主演の「清教徒」は更に1月30日と2月3日に公演。
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アイストラウム

 ウィーン市庁舎前の広場と公園が大スケートリンクになる「アイストラウム」が今日から始まった。今年で15周年を迎える。氷面は合計5600m2、氷は560m3あまりで、暖房されたテント(278m2)もある。飲食スタンドは9箇所。

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Pressefoto Votava

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アルベルティーナ

 アルベルティーナでは今日から特別展「アンディー・ウォーホル:Cars」が始まった。自動車発明百年を記念してダイムラー美術コレクションがウォーホルにシリーズを委託したもので、ウォーホルは1986年から制作を開始したが、1987年に亡くなったため、シリーズは未完となった。

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野外コンサート

 シェーンブルン宮殿ウィーン・フィル野外コンサート(無料)の指揮予定だった小澤征爾さんががん治療のためキャンセルしたので、誰が指揮をするのか注目されていたが、今日、フランツ・ヴェルザー=メストに決まったことが発表された。同時に公演日は6月8日に変更された。これでヴェルザー=メストは、6月シェーンブルン野外コンサート、9月シュターツオーパー新シーズン音楽監督就任、2011年ニューイヤーコンサート、とウィーン・フィルとの関わりが強まった。

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雪の日の市立公園

 このところ雪が降ったり止んだりを繰り返す寒いウィーン。晴れていれば人出も多い市立公園 Stadtpark だが雪が降っているととさすがに人影はまばらだ。作曲家たちの像にも雪が積もっている。

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銀器コレクション

 月刊ウィーンにエッセイを連載中の近藤常恭 Tsuneyasu Kondo さんが王宮の銀器コレクション Hofburg Silberkammer を取材した。2月号のテーマ「ナポレオンの置土産 No.7」のためである。2月号をお楽しみに!

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小澤さんキャンセル

 小澤征爾音楽監督が病気ため公演をキャンセルした。シュターツオーパーが先ほど発表した。ホレンダー総監督は「報告を受けて驚いた。小澤監督との最後の任期となるこれからの半年を共にすることができなくなってしまい個人的にも劇場全体としても極めて残念である。小澤監督に我々はいつも想いを走らせており、良くなるように願っている」と語った。
 1月に小澤監督が指揮を予定していたモーツァルト「フィガロの結婚」はアダム・フィッシャーが代わることになった。公演は1月15日、18日、20日、25日。
 
 その後のオーストリア放送(ORF)の報道によると、小澤さんは昨年末の定期検診で食道癌がみつかり、その治療のために半年ほど活動ができないという。キャンセルされたウィーンでの公演は上記の他、5月20日シェーンブルン宮殿におけるウィーン・フィル野外コンサート、5月29日と6月2、5、7日シュターツオーパー「エフゲニー・オネーギン」、6月26日シュターツオーパーにおけるコンサート(1991年~2010年を音楽で振り返る)。

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