GEKKAN-WIEN ウィーン日誌

   平成元年創刊 現地オリジナル取材と編集でウィーンを伝える           現地情報紙「月刊ウィーン GEKKAN-WIEN 」の編集長が綴る

Leopold Museum 日本・存在の儚さ

レオポルト美術館(MQ)で9月28日から2013年2月4日まで地下2階ホールで特別展『日本・存在の儚さ』を開催。「服部コレクションから50点の墨絵や書道」、「レオポルト・コレクションから浮世絵、根付、能面」、「福島1998-2006日常写真」、「オーストリア在住作家5人の作品」を展示。キュレータはディートハルト・レオポルト。

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Elisabeth Leopold / Toyoko Hattori        Diethard Leopold / Toshiro Ozawa

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IPF 突発性肺線維症

IPF は息切れや空咳など自覚症状が認められてからの生存期間が平均3~5年という深刻な難病で、50歳以上の男性に多く、オーストリアでは800~1400人の患者がいるとされている(日本では1989年に歌手の美空ひばりさんがこの病気で亡くなっている)。唯一の治療法は肺移植。
オットー・ヴァーグナー病院社会医学センター第一呼吸内科の間質性肺炎専門医フーベルト・コラー博士によると、IPF の症状は肺容量が減る、呼吸が苦しい、空咳が続くなど別の病気でもあらわれるため特別でないばかりか、まれな病気であるため、IPF と診断されない場合や診断が遅れる場合が多い。今までは診断が遅れて死に至るケースがほとんどだったが、ヨーロッパで1年以上前から病気の進行を止める新薬が登場し、オーストリアでは2012年7月から健保適用となった。IPF は治すことはできないが早期発見すれば新しい治療により肺機能の劣化を防ぐことができるとコラー博士は強調し、それには市民も医師もこの病気の存在を自覚することが重要だと説く。
2012年9月24日から28日は国際IPF週間で、オーストリアでは9月27日と28日に専門医や、自助組織《LOT-Austria》《Pro Rare Austria》のメンバーなどが大型ショッピングモール『南ショッピングセンター』で教宣活動を行う(協力:InterMune Austria 社)。

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コラー博士(専門医)/リッペルト(LOTオーストリア会長)/オッシンガー(患者)/モードゥル(希少疾患連盟会長)
《LOTオーストリア》はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)とIPF(突発性肺線維症)と長期酸素療法のための自助グループ。2009年創立時に6名だった会員も2012年9月現在242名。会長ヴィルヘルム・リッペルトさん。
《IPF患者》エヴァ・オッシンガーさん。しつこい空咳が続くため2010年に肺専門医に相談。2012年にIPFと診断され専門医に。3ヶ月間のコーチゾン治療で症状に変化なし。2012年9月から新治療を受ける。
《Pro Rareオーストリア》希少疾患のための連盟。会長のカリン・モーデゥルさんは先天性免疫不全症候群患者。

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Global Aktion for Tibet チベット(2)

ウィーンとニューヨークで9月18日、中国政府のチベット弾圧に抗議するグループが国連前で集会を行い、ウィーンでは国連人権委員会などに対して以下を要請した: (1)チベットに関する独立調査団 (2)国際メディアのチベット入域許可を国連から中国に要求 (3)チベットの現状に見合う国連解決策。
中国政府は数ヶ月前から海外メディアや外国人観光客のチベット入域を禁止しており、外から内部の実態が分からないようにしている。
かつて独立国であったチベット。だが中国軍が1949年チベット併合に着手、1950年から侵攻を開始して進駐。チベット亡命政府によれば1950年から1976年までの間にチベット全域で、中国軍による大虐殺、処刑、拷問、あるいは餓死、自殺、行方不明など、120万人の犠牲者がでたという。今なおチベット人は中国による残酷な人権弾圧を受けており、抗議のチベット人焼身自殺は51件に達している。

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Global Aktion for Tibet チベット(1)

中国政府によるチベット弾圧に抗議してウィーンで9月18日、TYC チベット青年会議 Tibetan Youth Congress、SFT 自由チベットのための学生Student for Free Tibet などの主催で集会がもたれた。オーストリア大統領官邸と首相官邸の前のバルハウス広場での集会には在オーストリアのチベット人のほか、オーストリアの平和団体メンバーや、チベット文化に詳しいフランチェスカ・ハプスブルクさんも参加し、オーストリア政府(*大統領も首相も社民党で中国寄り)に対してチベット人道支援を訴えた。

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月刊ウィーン9月号

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