GEKKAN-WIEN ウィーン日誌

   平成元年創刊 現地オリジナル取材と編集でウィーンを伝える           現地情報紙「月刊ウィーン GEKKAN-WIEN 」の編集長が綴る

Staatsoper キャスト変更

 シュターツオーパーは今日、「ヴォツェック」「ファウスト」「ホフマン物語」の変更を発表した。
「ヴォツェック」(3月23日、27日、30日)は、病気のダニエル・ガッティに代わり、デニス・ラッセル・デイヴィスが指揮する。
「ファウスト」(5月2日、5日、10日)は、マルグリート役を自分のレパートリーにはしないとしてキャンセルしたアンナ・ネトレプコに代わり、ソーニャ・ヨンチェヴァが歌う。
「ホフマン物語」は、ホフマン役を自分のレパートリーにはしないとしてキャンセルしたピオトル・ベチャラに代わり、宮廷歌手ニール・シコフ(5月23日、29日、6月4日)とヨセフ・カン(5月26日、6月1日)が歌う。

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Alfred Schramek 謝肉祭コンサート

 宮廷歌手アルフレート・シュラメク(バリトン)、アルノ・ラウニック(ソプラニスト)、寺岡真美(ピアノ伴奏)による謝肉祭コンサートがウィーン6区のサルヴァトールザールで開催された。客席にはカーニヴァルのお面や衣装をつけた人もみられた。オペラ・アリアの演奏のほかに、シュラメクさんが語る笑い話があり、会場は爆笑に包まれた。シュラメクさんはシュターツオーパーのアンサンブル(専属歌手)を40年も務めているベテラン歌手。2008年に癌が3つも見つかって、もう舞台で歌うことはできないと人に言われたそうだが、闘病中もユーモアを欠かさず、癌を克服して舞台復帰した。コンサート後は別室で、ウィーンのカーニヴァルにはつきもののセクト(発泡酒)とクラプフェン(杏ジャム入り揚げパン)がふるまわれた。

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Andreas Bitesnich 写真展

 オーストリアの写真家アンドレアス・ビテスニヒの写真展がクンスト・ハウス・ヴィーンで2月27日から6月9日まで開催される。今年50歳となるカメラマンの過去25年の写真を展示するもので、ヌード、ポートレート、旅行、ストリート写真など多彩。日本滞在中に出会った中平卓馬、森山大道など「プロヴォーク」の写真家グループに深い共感を得たが、今回の写真展には日本での写真はない。
 なお1月30日のグランドホテル・和食レストラン「雲海」20周年記念イベントでは「東京」の写真が展示され、カメラマン自身による解説があった。

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MUMOK ヘルベルト財団コレクション

 「倒産につき売却する美術館」のタイトルでヘルベルト財団のコレクションをMUMOKで2月21日から5月18日まで開催する。ベルギーのヘルベルト夫妻が収集した米国と欧州の現代アーチストたちの作品を展示。カール・アンドレ、ダン・グラハム、ドナルド・ジャッド、河原温、ミケランジェロ・ピストレット、ゲルハルト・リヒター、マルティン・キッペンベルガー、フランツ・ヴェスト、マイク・ケリー、ハイモ・ツォーベルニクなど。

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MAK アジアコレクション

 MAK(応用美術博物館)のアジア・コレクションの常設展示室がオープンした。展示デザインはパリ在住のアーチスト川俣正。

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OSCE 人身売買に対する闘い

 「Not for Sale - Joining Forces Against Trafficking in Human Beings」と題して2月17日~~18日に王宮で会議やワークショップが開催された。欧州評議会の議長国オーストリアと欧州安全保障協力機構OSCEの議長国スイスが主催したもので、オーストリア外務省、オーストリア内務省、欧州評議会、欧州安全保障強力機構、スイス外務省によって組織された。

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Faberge ロシア皇帝の宝石

 美術史博物館はロシア・オーストリア文化シーズン2013-2015の枠内で、特別展「ファベルジェの世界―モスクワ・クレムリン博物館とフェルスマン鉱物博物館のコレクションより」を2月18日から5月18日まで開催。記者会見にはモスクワ・クレムリン博物館のエレーナ・ガガーリン館長(宇宙飛行士ガガーリンの長女)も出席した。

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One Billion Rising 国会前の集会

 今日はバレンタインデー。女性と少女への暴力を許さないグローバルな運動が世界各地で行われている。ウィーンでは国会前の広場で集会とパフォーマンスが開催され、スペインからの活動家ブループも参加し声明を発表、ウィーン在住の舞踏家黒崎和子さんもダンスパフォーマンスを組織した。

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Oper Burg Gars 魔弾の射手

 ウィーン郊外の城跡ブルク・ガルスで7月18日から8月9日まで野外オペラ「魔弾の射手」が開催される。開催日は7月18日、20日、23日、25日、27日、31日、8月2日、7日、9日。

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Wien-Berlin ベルヴェデーレ下宮

 ベルヴェデーレ下宮では2月14日から6月15日まで特別展「ウィーン‐ベルリン 二つのメトロポールの芸術」を開催。毎日10時から18時まで、水曜は21時まで。11ユーロ(下宮)。

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Ballhausplatz ナチ軍事法犠牲者記念碑

 ナチ政権時の脱走兵と軍事法律家の犠牲者のための記念碑が、大統領府と首相府の間にある1区バルハウスプラッツに建てられることになった。ドイツの芸術家オラフ・ニコライさんの作品が入賞し、模型が公開された。

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ウィーン市文化局長 Andreas Mailat-Pokorny  Olaf Nicolai  緑の党 David Ellensohn
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Siegfried Anzinger クンストフォールム

 クンストフォールムでは2月13日から4月27日まで、オーストリアの画家ジークフリート・アンツィンガーの作品展を開催。毎日10時から19時まで、金曜は21時まで。入館料10ユーロ。

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One Billion Rising 女性への暴力に反対

 女性と少女に対する暴力を終わらせるための集会とデモが2月14日17時から国会前で開催される。世界的な規模で行われるもので、昨年もバレンタインデーの2月14日に205カ国、5000の組織が参加した。
 オーストリアでは4人中3人の女性が性的嫌がらせや性暴力を受け、29%以上の女性が性暴力の被害にあっている。今年もオーストリア各地で集会とデモが予定されているが、ウィーンでの集会にはウィーンのシングソングライター、マリア・シュテルンさんの「ホワイ?」が披露される。

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Paul Agnew 「プラテー」指揮者変更

 テアター・アン・デア・ヴィーンで来週から公演するジャン=フィリップ・ラモー「プラテー」の指揮者ウィリアム・クリスティがウィーンで緊急手術を受けて、現在、経過は良好であるが療養中であるため、クリスティの希望でポール・アグニューが指揮することになった。アグニューは2007年からクリスティのオーケストラ「レザール・フロリサン」の第2音楽監督を務め、ラモーのスペシャリストとみなされている。
 フランスのバロックオペラ「プラテー」を今回はロバート・カーセンが演出。タイトルロールはマルセル・ビークマン。2月17日のプレミエに続き、19日、21日、24日、26日、28日に公演する。開演19時。

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パンダレンタル契約の背景

 世界最古の動物園といわれるシェーンブルン動物園で、昨年夏にパンダ夫婦の三番目の子供♂が生まれた。名前はフー・バオといい、意味は「ラッキーなレオパード」、漢字で書けば「福豹」である。今が可愛い盛りだが、来年は中国に返還しなければならない。
 レンタル契約に従って、2007年8月23日生まれで最初の子供フー・ロン♂「福竜」は2009年11月18日に、奇しくも同じ誕生日の2010年8月23日生まれの2番目の子供フー・フ♂「福虎」は2012年11月7日に、それぞれ中国に渡った。2013年8月14日生まれのフー・バオ「福豹」はおそらく2015年11月に中国に返されることだろう。なぜ生後2年なのかというと、パンダは2歳で親離れするからだそうだ。
 現在ヨーロッパでパンダを見ることができるのはウィーン(オーストリア)のほかに、マドリード(スペイン)、エジンバラ(英国)、ボーヴァル(フランス)で、それぞれ1組のつがい、更にウィーンとマドリードには2013年生まれの子パンダがおり、全て中国籍で合計10頭のレンタルパンダがいる。外国で中国籍のパンダから産まれた子パンダは、人間の場合と違って、親の国籍になるのだ。
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