GEKKAN-WIEN ウィーン日誌

平成元年創刊 ウィーン現地オリジナル取材と編集「月刊ウィーン GEKKAN-WIEN 」編集長が綴る

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Stiftung Mozarteum Salzburg

ザルツブルクにあるモーツァルテウム財団の自筆稿コレクションを所蔵する「モーツァルティアーナ図書館」に、1791年7月12日付きのモーツァルト自筆書簡が加わった。手紙は、友人で聖歌隊指揮者アントン・シュトルに宛てたもので、2曲の楽譜を送ってほしいという内容である。バーデン在住のシュトルは、モーツァルトの妻コンスタンツェが療養のためバーデンを訪れた時に住む場所を探してくれるなど面倒をみてくれた。モーツァルトが妻の見舞いにバーデンを訪れた折にはバーデンの教区教会で、シュトルの指揮でモーツァルトの宗教曲が演奏された。モーツァルトはシュトルのためにアヴェ・ヴェルム・コルプス KV618 を書き、1791年6月17(18)日にこの教会で初演された。7月10日にもここでミサ曲(おそらく KV275)が演奏され、モーツァルトはオリジナルスコアをシュトルに渡していたが、ウィーンでの演奏のために必要となり、ミヒャエル・ハイドンの曲とともに、送付を依頼した。7月12日付けのモーツァルトの手紙の裏に、弟子のジュースマイアーの名前で文章が書かれているが、実際にはモーツァルト自身が書いている。楽譜を送ってくれなければ新作オペラのことを教えてやらないという内容である。オペラとは「魔笛」のことで、この年の9月末日にウィーンで初演された。モーツァルトがシュトルに宛てた手紙で現存しているのは2通だけ。どちらも今までは個人蔵であったが、モーツァルト財団の図書館に寄贈された。モーツァルトの誕生日1月27日の前後に開催される国際的音楽祭「モーツァルト週間2019」のプログラムも紹介された。

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