GEKKAN-WIEN ウィーン日誌

   平成元年創刊 現地オリジナル取材と編集でウィーンを伝える           現地情報紙「月刊ウィーン GEKKAN-WIEN 」の編集長が綴る

Hochwasserhilfe 南東欧水害被災地支援

 バルカン半島の大洪水による被害が拡大。これまでに45人の死者が出ている。オーストリアはセルビアとボスニア・ヘルツェゴヴィナの被災地に対して救援活動を行うため、物資ではなく義援金カンパを呼び掛けている(月刊ウィーン6月号に詳細)。
 セルビアでは3万1千人が避難。国内電力の50%を生産するオブレノヴァッチ火力発電所は、国内最大のコルバラ炭鉱の一部が洪水で今後1年採掘不可能のため、石炭の供給がストップする。ボスニア・ヘルツェゴヴィナでは水害被災地域におよそ100万人が住んでおり、うち4万人がすでに避難している。2千か所以上の土砂崩れで多数の交通網が遮断され、倒壊家屋は10万軒に上っている。
 動物の死骸などによる伝染病の恐れ、飲料水の不足、ボスニア北東部と中央部で作物の収穫ゼロ、セルビアでも耕作地の1割が被害、セルビアだけでも4500kmにわたる道路網と124か所の橋梁が損傷、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの洪水地域およそ800㎡に埋められた地雷の移動も危険である。
 オーストリアは政府も民間組織もこれまでに迅速な支援活動を行ってきたが、広く義援金を募ることになった。

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(左から)カリタス会長、連邦消防同盟会長、オーストリア赤十字総裁、災害防護省大臣、外相、ORF会長 

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